徳島を観てまわる

— 観光 —

徳島県は大きく分けて、
鳴門市や県庁所在地である徳島市などがある「東部」、
太平洋に面し美しい海岸線が続く「南部」、
スケールの大きな渓谷や山々が広がる「西部」
の3エリアに区分でき、それぞれ魅力があります。

おでかけ前に各エリアの特徴、魅力をご紹介します。

東部エリア

鳴門のうず潮

鳴門市と淡路島(兵庫県)を結ぶ大鳴門橋の下に広がる鳴門海峡。そこで瀬戸内海と紀伊水道の潮がぶつかり発生するのがうず潮です。見られる確率が高いのは干潮と満潮時刻の前後約1時間半程度です。

渦上45mの位置から渦潮を見下ろすことができる大鳴門橋遊歩道「渦の道」では、ガラス床を覗き込むとうず潮や轟音とどろく激しい潮流を体感することができます。

  • JR鳴門線「鳴門駅」下車→鳴門市営バスまたは徳島バス鳴門公園行き「鳴門公園」下車
  • 鳴門北ICより車で約10分

写真は大塚国際美術館の展示作品を撮影したものです

大塚国際美術館

古代壁画から現代絵画まで、世界26カ国190余の美術館が所蔵する約1,000点の世界の名画が、特殊技術によって陶板で原寸大に再現されています。

約4kmに及ぶ鑑賞ルートには、古代遺跡や礼拝堂を現地の空間そのままに再現した環境展示、ミケランジェロ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、モネ、ゴッホ、ピカソなどの名画を美術史の変遷に沿って展示した系統展示、時代を超えて古今の画家達の描いた代表的な作品を展示したテーマ展示など、日本に居ながらにして世界の美術館が体験できます。

陶板名画美術館ならではの展示をぜひお楽しみください。

鳴門市鳴門町土佐泊浦字福池65−1

  • JR鳴門線「鳴門駅」下車→徳島バス鳴門公園行き「大塚国際美術館」下車
  • 鳴門北ICより車で約3分

徳島市のシンボルでありパワースポット眉山

徳島市のシンボルでもある、標高290mの眉山。「眉のごと雲居に見ゆる阿波の山」と万葉集にも詠まれている優美な山で、日本の自然100選にも選ばれています。山頂までは徒歩なら約1時間、ロープウェイなら約6分で登頂でき、天気のいい日は淡路島まで望めます。夜景スポットとしても人気です。

近年では、さだまさしの小説「眉山」の舞台となり、2007年には同名で映画化(監督・犬童一心)もされました。

  • JR徳島駅→(徒歩10分)眉山ロープウェイ「山麓駅」~「頂上駅」下車
  • 徳島ICから車で約20分

山犬嶽

寛文年間、雨乞の祈祷により山頂から岩石が崩れ落ち、眼下を見おろすと黒ずんだ巨岩を累々と見ることができるようになったと言われています。標高997.6m。崩潰以前の山頂は、山犬が口を開いたような岩石が形づくられていたので山犬嶽と呼ばれた、と言い伝えられています。巨石群と水苔など、まるごと自然の聖域です。

落葉原生林を経由して急峻な山道をしばらく登ると、杉の巨木に囲まれた大師堂/龍王山 東光寺があります。林の中にあるミニ四国八十八ヶ所の石仏も見どころの一つです。南方の眺望がすばらしく、落葉原生林を眼下に見ることができ、夏の苔の新緑美や秋の紅葉がおすすめです。

  • JR徳島駅→徳島バス勝浦線「神田」下車→車20分→徒歩30分
  • 登山口専用の駐車場はありません。約2km手前の駐車場より徒歩での移動をお願いします。
南部エリア

大手海岸

水深が深く、西日本屈指のサーフスポット。

約1km続く海岸の中でも特にホテルリビエラししくい前は、年間を通していい波が来るポイントとして知られ、多くのサーファーで賑わっています。

※遊泳は禁止されています。

  • 阿佐海岸鉄道宍喰駅→車5分
  • 徳島IC→車2時間(85km)

薬王寺

四国八十八箇所霊場第23番札所。

815年、弘法大師がご本尊厄除け薬師如来を刻んで開基。厄除根本御祈願所として全国に知られています。

階段を上りきったところには瑜祇塔(ゆぎとう)が。山の緑を背景にそびえる朱色と白の塔は、美波町日和佐地区のシンボルともいえるものです。瑜祇塔からは日和佐の町並みが一望できます。

海部郡美波町奥河内字寺前285−1

  • JR牟岐線「日和佐駅」下車→徒歩10分

DMV[デュアル・モード・ビークル]

DMVはマイクロバスをベースに改造され、線路走行用の鉄車輪を装備しており、線路では列車に、道路ではバスに、わずか15秒ほどでモードチェンジを行います。

本格的な営業運行は、世界初となります。

DMVは徳島県海陽町と高知県東洋町をつなぐ区間を運行し、さらに土日祝日は室戸方面へ1日1往復運行します。線路の上だけでなく、バスとして観光施設も巡ります。

西部エリア

うだつの町並み

かつての脇城の城下町の一角、「うだつ(隣家との境界に取りつけられた防火壁)」が多く見られたことから「うだつの町並み」と呼ばれてきたエリアです。

江戸中期より、一世一代の夢をかけ藍に沸き、繭に栄えた商いの町・南町通りは、吉野川の水運に恵まれ、その積出し港として栄え、一時は百を超える藍商人たちが栄華を極めました。

連なる家並みは、ありし日の豪商たちが家運の隆盛を顕示する象徴としていた「うだつ」や、風雅な格子戸、白壁の土蔵と相まって、今なお当時の隆盛を物語っています。うだつの町並みは、1988年12月16日に全国で28番目の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。

こちらのコラムも参照ください。

  • JR徳島線「穴吹駅」下車→車で約10分
  • 徳島自動車道「脇町IC」→車で約10分

祖谷

川に沿った断崖絶壁の渓谷がつづく山深いエリアにあり、祖谷へ向かう際の県道32号は道幅が狭くカーブも多いので、到着まではひと苦労ですが、絶景、アクティビティ、温泉、グルメがある楽しい秘境です。

1955年に国指定民族重要文化財に指定された「祖谷のかずら橋」は、平家の落ち武者が、源氏の追っ手が攻めてきた際に切り落とせるように、シラクチカズラで作ったという説もあります。

また、祖谷の断崖に立つ小便小僧の像は、ちょっとした名スポット。彫刻家・河崎良行氏によって1968年に制作され、谷底までの落差は約200mもあります。はるか下を流れる祖谷川へ向かって放尿する様はなんとも開放的です。

徳島の不思議ツアー

昭和30年に国指定民族重要文化財に指定された祖谷にかかるかずら橋。諸説あるが、源平合戦に敗れた平家の落ち武者が、源氏の追っ手が攻めてきた際に切り落とせるようにと、シラクチカズラで作ったものだという。足場がスカスカなので高所恐怖症の方はご注意。

  • JR土讃線「阿波池田駅」下車→四国交通バス祖谷線
  • 井川池田ICから車で約30分〜1時間

日本百名山にも選ばれている剣山

四国の中央部にある四国山地を形成する徳島最高峰で西日本では2番目に高い1,955mの山です。登山リフトを使えば登山口から山頂まで約1時間で登ることができます。

比較的なだらかなのに“剣”の字が使われるのは、安徳天皇の剣を山頂に埋めたという言い伝えに由来するとされています。古くから山岳信仰の対象とされ、現在でも修験道の修行の場になっており、日本百名山にも選ばれています。

■ 登山口「見ノ越」までの所要時間

  • 徳島自動車道「美馬IC」国道438号経由→車で80分
  • 徳島自動車道「脇町IC」国道492号経由→車で120分
  • 徳島自動車道「井川池田IC」国道32号から439号経由→車で100分
阿波ナビ

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